海外での電話のかけ方!設定や注意点など
最近のスマホは海外でも利用できるものがほとんどなので、普段日本で使っている自分のスマホをそのまま持って行く場合が多いかと思います。
海外でスマホを利用すると言っても、電話、インターネット、その他カメラやアラームを使う等たくさん機能がありますが、こちらのページでは電話をする際の設定や注意点について詳しくまとめておきたいと思います。
電話に限らず、スマホの海外利用全般についての設定や注意点などはこちらに詳しくまとめていますので、これから海外に行かれる予定の方はよろしければご覧になって下さい→海外旅行に行く際のスマホの設定を詳しく解説
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目次
通話の利用に設定は不要
海外でスマホの電話機能を利用したい場合、事前の設定は不要です。
なぜなら、初期設定では利用できるようになっているはずだからです。
また、電話はパケット通信機能と違い、使わなければ料金がかかることはない為、あまり細かく設定を気にする必要はありません。(着信すらしたくない場合は設定することも出来ます。それについては電話を受信する時の項目でご紹介します)。
ただ、かける時もかかってきた電話に出る時も日本で利用する場合とは少し勝手が違うところがありますので、それぞれまとめておきます。
ちなみにこの場合の通話とは、通常の料金が発生する音声通話のことであり、LINEなどのアプリを利用した無料通話は含みません。
電話をかける時
①電話をかける際、先頭の0をなくして+と国番号を代わりに追加する。
事前の設定は不要ですが、見出しの通りかける際に少し番号の変更をしないとかかりません。
例えば、自分がアメリカに旅行中だとして、日本にいる友人の携帯に電話をかける場合。
友人の携帯番号が 090−1111−1111 だとします。日本の国番号は81なので、+8190ー1111−1111 とダイヤルすればOKです。
先頭の+(プラス)は、0を長押しで出てきます。
国番号は、国によって決められているので(お隣の韓国は82、アメリカは1など)、かける相手が住んでいる国の番号をつけて下さい。
ただ、実はこれは設定をして楽ちんにしておくことも可能です。
アンドロイド機種の場合、
『設定』アプリを開く→『通話設定』→『海外設定』→『国際ダイヤルアシスト』→この中の『自動変換機能』をオンにする(機種により多少違いがありますが、似たような項目があるはずです)。
その下の国番号には、自分が最も電話をかける可能性がある国を選択しておくと良いと思います。
これをしておくことで、日本にいる時と同じように電話帳や通話履歴からかける相手を選んで発信をするだけで、国際電話がかけられます。
海外で電話がかけられなくて困った!とならない為にも、予め設定しておくと便利です。
ただ、選択していない国にかける場合(国番号は日本を選択しているが、旅行先のアメリカで現地のお店に電話したい時など)は、この設定が影響していないので、先程の通り0をとって+国番号からダイヤルしないとかけられません。
②電話かけ放題のプランは対象外
こちらは文字通りなのですが、今ではどこの携帯会社でも主流で扱っている電話かけ放題のプランが海外では適用になりません。つまり、かけたらかけた分だけ料金がかかります。
さらに、日本で電話をかける場合と1分あたりの料金が異なるので長電話は注意です。
例えば、ドコモで契約しているスマホを持ってハワイ旅行に行ったとします。
ハワイに着いてから、現地のお店の予約をとる為に自分のスマホからお店に電話をすると、1分あたり125円がかかります。
日本に住む友人の携帯や自宅に電話をすると、1分あたり140円。
あるいはハワイ(アメリカ)でも日本でもない全く別の国に電話をすると、1分あたり265円。
こう見るとそんなにビックリ料金ではないですが、日本でせっかくかけ放題のプランに加入しているのであれば、帰国後かけた方が良いですよね。
ちなみに私は初めて一人で海外へ行った時寂しくなって電話をかけまくっていたら、その月の携帯代が7万になったことがあり携帯を捨てようかと思いました。
電話をうける時
①着信料がかかる
日本国内では、電話をした時の通話代はかけた方がもつ、というのが当たり前ですよね。
ゆえにかかってきた電話に出た方は無料。
でもこれが、海外では通用しません。
お互いスマホあるいは携帯で、日本にいる同士が電話をするのと、日本にいる人と海外にいる人が国際電話をするのでは、たとえ通話時間が同じだったとしてもかかる料金が違いますよね。当然後者が高くなります。
そこで、高くなった分の料金は誰が負担するのか。かけた人?お互い折半?携帯会社?
答えは海外にいるほうの人です。海外にいる人が、自分でかけようがかかってきた電話に出ようが、その高くなった分の料金を負担します。
例えば、Aさんがハワイ旅行(またw)に行っているとします。日本に住む友人Bさんが旅行中であることを知らずに電話をかけてきたので、Aさんは電話をとって5分だけ話をしました。この時の料金の負担がどうなるかというと、
Aさん:175円(ハワイの1分あたり着信料)× 5分 = 875円 を負担。
Bさん:日本で電話かけ放題のプランに加入しているので、今回の通話による負担はゼロ。
着信料って!と思うのですが、当然といえば当然の話です。海外に行っているのはAさんですし、それを知らないBさんに気がつかない間に料金がかかってしまうのも申し訳ない話で。
つまり、海外にいる間、自分のスマホ・携帯で通話をする場合は、かかってきた電話に出ただけでも時間あたりの料金がかかるので注意が必要、ということです。
②着信をしない設定
先ほど①で、着信料がかかるというお話しをしました。
でも着信料を払うのはなんだか腑に落ちないし、もう海外にいる間は全部の電話無視すればいいや!と思える方は良いのですが、さすがにそれもかけてきた人に申し訳ないですよね。
そこで、おすすめしたい設定が2つあります。
(1)ローミングガイダンス
(2)ローミング時着信規制
アンドロイドスマホなら、『設定』アプリ→『通話設定』→『海外設定』→この中に2つともあります。
(1)ローミングガイダンスとは、「海外にいますが、繋いでいるのでこのまま待っててくださいね」みたいな(本当はもっと丁寧)、持ち主が今海外であることをメッセージで伝えてくれるサービスです。
あくまでガイダンスなので、その後勝手に切れてしまうわけではなく、かけた側が少し待ってくれればきちんと電話はつながります。
これが流れることにより、かけた側も相手が海外にいることがわかるので、長話はやめとこうとか、やっぱり今度にしようとか、良識ある人なら考えてくれるはず。
設定方法は、先ほどの手順でこの『ローミングガイダンス』を見つけたらこれを開いて、ローミングガイダンス開始を選択すればOKです。初期設定は停止に成っているので、このガイダンスを流したい場合は必ず設定開始をしてください。
私は海外へ行く際いつも設定しています。無料ですし、とてもおすすめのサービスです。
(2)ローミング時着信規制とは、もう何も着信したくない!誰も何もかけてくるな!という設定です。
かけた側には、圏外のアナウンスが流れます。
ただこれを設定すると、電話はもちろん携帯のメール(gmailなどは別)やSMS(ショートメール)も届かなくなるので注意です。
設定方法は、先ほどの手順でこの『ローミング時着信規制』を見つけたら開いて、規制開始を選択すればOKです。おそらく暗証番号を聞かれるので間違えないように入力してください。
ちなみにこちらのサービスを利用中でも、発信は出来ます。あくまで着信規制、ということです。
私はこちらの設定は利用したことがありません。大した電話はかかってこないことが分かっていても、全部拒否するのはなんとなく気がひけるので。。
SMS(ショートメール)は出来るのか
ショートメールは、@が付くメールアドレスは利用せず、電話番号を利用して行うメッセージサービスなので、通話機能が使える所であればだいたい送受信できます。
けっこう知らない方が多いみたいなのですが、ショートメールは日本で使う場合も送信は有料です(受信は無料)。今は文字数によりますが、一番安いと3円(全角70文字まで)。送信する文字が増えると少しずつ高くなります。
で、これが海外だと最安で50円(全角70文字まで)。同じように文字が増えると50円ずつ高くなります。
この50円をどうとるかですが、ちょっと要件伝えるだけであれば電話するより良いのかなと思って私はたまに使っています。
と言っても今はほとんどラインでやり取りできるので海外でも困りませんが、たまーに旅行先で待ち合わせなんかをしていて、相手はWiFi環境にないからライン送っても見られない!、という場合にSMSで、着いたよ!今どこ?とか簡単な連絡をとるのに使ったりしています。
だいたいこの位の料金で使えるんだということを知っておくと、思わぬところで活躍すると思いますよ。
またこのSMSには着信料は存在しません。海外でも受信は無料な優しいサービスです。
以上、海外での通話利用のまとめでした♪
海外でのインターネットやアプリの利用・設定についてはこちらで詳しく書いています→海外旅行に行く際のスマホの設定を詳しく解説
とにかくスマホのパケット通信だけ出来ないように設定したい場合はこちら→海外旅行でのスマホの設定『図解』
※ご利用の携帯会社やご契約状況、お使いの機種によってはこのページの内容の限りではない場合があります。海外でのご利用や各種設定に関しては自己責任でお願い致します。
Have a nice trip!
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